ウサギって、食べられるの?

 フランスを中心に、ヨーロッパの家庭や飲食店では高級食材として日常的に食べられています。ヨーロッパのマルシェでは、丸のままのウサギ肉が普通に店頭に並んでいます。フランス・イタリアではローストやテリーヌ、イギリスではミートパイがポピュラーな料理です(ピーターラビットのお父さんは、ミートパイにされてしまったという設定だったと思います)。

フランスのマルシェに並ぶウサギの枝肉

 日本でも秋田県や長野県を中心に、鍋料理や串焼きなどの素材として利用されてきました。江戸時代は獣肉を食べることは禁忌とされていたので、「ウサギは獣でなく、鳥である」ということにして食べていたという説があります。現在でもウサギは1羽2羽…と数えます。昭和30年代に入ってから国内での飼育頭数が激減したことにより、国の畜産統計から外されました。 農林水産省の「食料需給表」によれば、1960年に2000トンあった食用ウサギの国内生産量は、1972年以降、統計上ゼロになっています。 現在では高級スーパーなどで輸入冷凍肉が販売されています。

スペインから輸入されたウサギ肉